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​■しっぷろメンバー紹介   (つづき)

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えみ(松本 衣美)

みなさん、初めまして!えみと申します。

私とピアサポートとの初めての出会いは、10年前のアメリカ、ウィスコンシン州マディソンでの研修に遡ります。精神保健地域ケアシステムが確立されたその地で、「希望を注ぎ込む」「リカバリーの一員」と語り、生き生きと働くピアスぺシャリストの方と出会いました。それからというもの、日本でもピアサポートの文化が根ざさないかなあとずっと考えていました。

ピアスタッフに関する研究テーマを大学院で選び、その中で素敵なご縁をいただき、今回しっぷろサイトに関わらせていただくこととなりました。ここからまた色々なご縁が生まれて、このサイトをご覧になってくださっている皆様ともつながっていけたら嬉しいです。これからよろしくお願いいたします!

私は地域精神医療に関心を持ち、今はこの領域について臨床や活動を行っていきたいと考えています。その延長線の上にピアサポートの存在がありました。先ほどピアサポートとの出会いについて書きましたが、それ以降も様々な場面でピアサポートがあったらよいのに…と思うことがありました。

 

例えば「こんなことで苦しんでいるの、私だけですよね」「この症状が苦しいのですけど、どうしたらよいでしょう」といわれた時。私もいろいろな知識を総動員してお答えするのですが、それでも足りないところがまだまだあると感じています。もちろんピアサポートは答えを出すものではないかもしれません。でも100人の方の工夫や知恵があれば、100通りの選択肢が生まれます。それを蓄積していけば大きな経験の知になるのでは…というのが私の夢です。

 

私はメンタルヘルスを支えるものは医療や福祉の枠に限らずにたくさんあってほしいと思っています。地域の中に選択肢がたくさんある状態が望ましいと思っていて、その選択肢の担い手が様々な分野のピアサポートなのだと思います。私自身も何かのピアサポーターとしての役割を担えるかもしれません。何かに悩んだとき、わからなくなった時、同じ経験を共有することが助けになる場面は必ずあります。そんな時にピアサポートが身近にあれば、もしかしたら地域の中で解決することもあるのでは、と夢想しています。

 

私はしっぷろの活動を通じて、ピアサポートをさらに深く知り、ピアサポートをする方が活躍できる場所はどうやったら作れるのか、ヒントをもらいたいと思っています。

 

皆様にとってもしっぷろサイトが心地よい、そして発見の場所になりますように。あらためまして、これからよろしくお願いいたします!

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