私たちについて
このサイトはピアサポートを拠り所として働く、ピアスタッフ・ピアサポーターをテーマにしています。日本におけるピアスタッフ・ピアサポーターは役割や存在、雇用の実情などわからない事がとても多い状況ではないでしょうか。私たちはそのような状況を多くの人と分かち合いたいと思いこのサイトを始めることにしました。この場を使い、様々な視点や声を持ち寄ることで精神保健医療福祉領域におけるピアスタッフ・ピアサポーターの姿が少しずつ見えてくる手掛かりとなればと思っています。
この場で行き交うものは「人と情報」です。このサイトでは多様な視点を取り入れ、私たち自身も変化を受け入れることを前提にしています。
また、このサイトの運営は以下のメンバーで行っています。運営メンバーがそれぞれに関心があっての任意活動&運営資金ゼロでのサイト運営となる為、ペースとしてはゆっくり&ヨロヨロな情報更新となるかも知れませんが(汗)それでも、少しずつ発信を重ねていきたいと思っていますのでどうぞ気長にお付き合いくださいませ。
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しっぷろ運営メンバー
りえちん (佐々木 理恵)
Rie Sasaki
みなさん、こんにちは!このWEBサイトの言いだしっぺの、りえちんです。
私はいま、東京都内の精神科医療の場でピアスタッフとして働いています。20代後半まで精神科医療福祉の世界と縁遠い生活でしたが、いまはどっぷり。そしてピアスタッフを取り巻くアレコレについて考え込むことが多く、自己との内なる対話が多めの日々です。おそらく人より物事を斜めから見てしまう所があり、たまに引かれます(笑)
自己との対話の渦に飲まれそうになった時には ①とにかく洗濯をしまくる ②一人の時間を持つ…等々色々なことをして自分自身との関係づくりにもいそしんでいます。
ピアサポートやピアスタッフに関する関心事は沢山あるのですが、先ずは日本における現状を(良いことも、そうでないことも)とても知りたいという気持ちから、仲間と共にこのサイトを作ることにしました。最近のお気に入りの言葉は以前とある研修で出会った講師から教えて頂いた以下の言葉です。
“If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.”(早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け)
自分にとって「こんなサイトがあったらいいな」的な感じでこのサイトを作ることにしましたが、その結果が他の皆様にとっても役立つものであるのならとても嬉しいです。
かや (彼谷 哲志)
Satoshi Kaya
こんにちは。関西弁を喋らないので兵庫県在住と気づかれない四十代男性です。入職して9年目で、相談支援のお仕事をしています。事務所で面談させていただくこともあれば、自宅や病院、会社などに訪問することも多いです。いわゆる専門職の資格を持っていて、ソーシャルワーカーと自己紹介することが多いかなぁと思います。ピアスタッフの皆さんを対象にした研修にも関与させていただいています。
登山やハイキングのように自然のなかを歩くことが好きですが、なかなか時間が取れずにいます(また東北の山に登りたい♪)。ミルクティーが大好きで、精神科に入院していた期間もがんばって工夫して飲んでました。コーヒーも嗜みます。仕事やピアサポート、家族のことで頭の中で勝手に会話がはじまってしまって疲弊するのですが、今のところ瞑想が強力な道具です。
学生時代は政治や社会について哲学する学問を勉強していました。ピアサポートは1対1の関係性が根底にあると思いますが、社会の視点で眺めてみると、また新しいものが見えてくるだろうと思っています。ピアスタッフが目の前にいる人と向き合うときに、職場の人間関係、給料、福祉の制度といったものがどのように影響を及ぼすのか、というようなことに関心をもっています。
みどりん (青山 碧)
Midori Aoyama
こんにちは。みどりんです。
ピアサポートという概念について勉強中の身ながら、このサイトに関わらせていただいています。わたしは今まで精神科の看護や教育という場で仕事をしてきました。これらはひととひととの間で成り立つものでしたが、行為する人の在り方次第で相手と恵みを分かち合うこともできるし、相手の主体性を奪うこともできるものでした。
それに気づいたとき、過去の自分の在り方を責めて動けない時期がありました。それでも、そんなわたしにそっと寄り添ってくれるひとたちがいました。そのおかげでわたしはいま、過去は過去として、いまを丁寧に生きることを大事にしています。
ひとの経験も自分の経験も同じように価値があって尊重されてよいのだと思えるこの場を、もっと知りたいと思っています。
ながおかもん (長岡 千裕)
Chihiro Nagaoka
こんにちは!ながおかもんです。
医療保健福祉サービスがそれを受ける人のためにあるのだとしたら、そこにはピアスタッフがごくあたりまえにいて欲しいと思っています。また、ピアサポートという営みがあちらこちらとごくあたりまえに拡がって、孤独や孤立を感じている人が手を伸ばせば届くような世の中になるといいなと思っています。
私は普段は地域にある支援機関で、ソーシャルワークの仕事をしています。生活を送る上での様々な困難は、誰もが経験しうることも結構多いと感じていて、特定の人たちで考えるのではなくみんなで暮らしやすい地域や世の中のことを考えていけたら救われる人は大勢いるんじゃないかなとそんなことを考えています。
えみ(松本 衣美)
Emi Matsumoto
みなさん、初めまして!えみと申します。
私とピアサポートとの初めての出会いは、10年前のアメリカ、ウィスコンシン州マディソンでの研修に遡ります。精神保健地域ケアシステムが確立されたその地で、「希望を注ぎ込む」「リカバリーの一員」と語り、生き生きと働くピアスぺシャリストの方と出会いました。それからというもの、日本でもピアサポートの文化が根ざさないかなあとずっと考えていました。
ピアスタッフに関する研究テーマを大学院で選び、その中で素敵なご縁をいただき、今回しっぷろサイトに関わらせていただくこととなりました。ここからまた色々なご縁が生まれて、このサイトをご覧になってくださっている皆様ともつながっていけたら嬉しいです。これからよろしくお願いいたします!
ゆっきぃ (宮本 有紀)
Yuki Miyamoto
こんにちは!ゆっきぃです。
お互いに可能性が広がっていくような関係性や、誰もが、自分の意見を言ってよいと思える場、互いに心から敬意を持ち合う社会に関心があります。精神科医療とは、精神科の看護師としてとか精神看護学の教員としてという立場からの関わりが多いですが、精神の健康とか、ありたい姿とか、生きている人間として考えていきたいなと思っています。
ピアサポートは、看護が学べる部分がたくさんあるという思いと、そもそも人間としてのピアとして互いにサポートすることについても考えていけたらと思っています。