ピアスタッフ
×本
対人支援職として働く人たちは、その職種になるための学校等(養成校)に通い、そして必要であろう学びを得て、今の職に就いていることと思います。しかしながら日本でのピアスタッフ養成の現状は、各自治体、任意団体の単発研修会などはあるものの(例:ピアサポーター養成講座etc.)、養成するための学校などはありません。(そのような学校がそもそも必要なのか…という話もあるかも知れませんね)
ピアスタッフとして働くとき、大切にしたい事や知っておけると良いことなどに、ピアスタッフの皆さんは一体どこでどのように触れているのでしょうか。
これらの事を考えた時、何か少しでも手掛かりとなり、そして自分が大切にしている想いに立ち返るきっかけとなる本などをこのページではご紹介出来たらと思いました。
以下にご紹介をする中から、興味がムクムクと湧いたものがあれば嬉しいですし、興味はあるけど買うのは…という時はお近くの図書館や周囲の人たちに「この本、持ってます?」と聞いてみるのも良いかもしれません。皆さんにとって、ピアサポートに根をおろしながら自分自身が大切にしている事を体現する為のヒントとなれば幸いです。
New!!
No.005 (2021年3月掲載)
采配
著者 :落合 博満
出版社 : ダイヤモンド社 (2011/11/17)
【おすすめポイント】
現場経験や人生経験をサポートし、自身で考えることが大切だと教えてくれた本。
【紹介してくれた人】
大原 さやかさん
(精神保健福祉士/大学院生/千葉県)
No.004 (2020年12月掲載)
最初の質問
著者 :詩 長田 弘、イラスト いせ ひでこ
出版社 : 講談社 (2013/7/26)
【おすすめポイント】
視線を上げて、周りをみてごらん、とやさしく語りかけてくれる一冊です。
【紹介してくれた人】
松本 衣美さん
(医師/診療所勤務/東京都)
No.003 (2020年10月掲載)

いのちは のちの いのちへ
新しい医療のかたち
著者 :稲葉 俊郎
編集 :アノニマ・スタジオ
出版社:KTC中央出版 (2020/7/5)
【おすすめポイント】
病にフォーカスするのではなく、それぞれの「いのち」を尊重して生きる場を想像する希望をくれた一冊です。
【紹介してくれた人】
青山 碧さん
(看護師・保健師/診療所勤務/東京都)
No.002

嫌われ松子の一生(映画)
監督・脚本:中島 哲也
原作 :山田 宗樹
出演者 :中谷 美紀,瑛太,伊勢谷 友介 etc.
配給元 :東宝(2006年公開)
※PG-12指定
【おすすめポイント】
利用者さんと出会うことはその人の人生と出会うことであること、その重みを突きつけられた映画です。
【紹介してくれた人】
長岡 千裕さん
(精神保健福祉士/障害者相談支援事業所勤務/宮城県)
No.001

基本
のき
精神障がいピアサポーター
―活動の実際と効果的な養成・育成プログラム
著者 :相川 章子
出版社:中央法規出版 (2013/9/1)
【おすすめポイント】
ピアスタッフ、ピアサポーターについての知りたいと思った時、最初に手に取るのにピッタリの本です。
【紹介してくれた人】
佐々木 理恵さん
(ピアスタッフ/精神科医療_病院勤務/東京都)